コンコンサイン  

研究者:清水里香

1.苦労の場面
サトラレの苦労で自分の頭の中に浮かぶマイナス思考(人に対するネガティブな感情など)が、周りの人に伝わってしまい「自分は嫌われる」と思ってしまう。そのサトラレのマイナス思考の渦にまきこまれると、それがまるで本当の自分の気持ちであるかのように錯覚してしまい、どうしようどうしようと慌てるうちに、「疲れている」「さみしい」などと感じている自分の本当に気持ちが見えなくなってしまう。
2.自己対処(スキル)
「人と顔を合わせるのが辛い」と感じるときは、本当は「サトラレに振り回されて嫌な自分が出たら困る」という気持ちが根底にある。本当の自分の気持ちを伝えやすくするために「コンコンサイン」を開発。サトラレのマイナス思考がやってきたとき、自分の本当の気持ちを伝えたい相手に向かって「コンコン」とドアをたたく仕草をする。
3.効果
こうすることで直接気持ちを伝えなくても、「今マイナス思考が来ていてつらい」ということが相手に伝わり、相手にも「コンコン」(了解。サトラレで苦労しているんだね、それでOKだよ)と返してもらうと、「サトラレが入って情けない気持ちであることをみんなが理解してくれている」と思い、ほっとできる。