「会話恐怖の研究」

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研究者:吉野雅子
自己病名:統合失調症サトラセ型自分いじめタイプ

● 苦労のプロフィール
私は基本的に昔から対人関係に困難を抱えていました。今はいろいろな人の力でコミュニケーションをしてきて、人の目を見ても怖くなくなってきて、リラックスして話せるようになってきましたが、人間不信の会話恐怖はときどきあります。
私は小さい時から人と会話することに緊張してしまいます。
人と自分の間にある壁に穴が開いてつながれると楽です。その穴をあけてくれるのが言葉です。言葉のやりとりをしていると、生命的に接触しているという現実感がわきます。しかし、まだまだ穴開け作業が足りません。

● 恋愛依存から会話恐怖になる
私は恋愛依存から自分自身を縛ることによる不自由と会話恐怖、つまり彼氏とのコミュニケーション恐怖のために、他の人とのコミュニケーションも怖くなっていきます。一人の人間に悪い感情を持ったら、いろいろな人に悪い影響を及ぼしていってしまいます。
私は好きな人の前では自分を出せなくなります。好きな人の前では深刻になってしまい、会話どころではなくなり、コミュニケーションすることの怖さがでてしまうのです。

● 自分がない
私は自分というものがまるでなかったので、コミュニケーションにはとても苦労してきました。私は今まで病気になって自分否定をしてきたので、浦河に来て自分を肯定的に受け入れるのには無理がありました。そして、コミュニケーションでも自分の主張がなかなかできなくて、相手にべったりとなってしまい、恋愛依存と言われる状態になって、自分を見失っていました。
私は友達と接する時にでも、背後にいつも彼氏の存在があって、監視させています。それは、私がほぼ自動的に監視させています。
でも、本当は私はそれをなくしたいのです。私は、彼氏と離れている間、心が完全に支配されて動けなくなってしまっているのです。

● これからの取り組み
これらをふまえて今後どうしていったらいいかということでメンバーから意見がでました。

・ちょっとしたケンカになってもいいから、自分の意見を出し合うことで、自分もわかるし、相手の気持ちもわかってくる。
・摩擦を恐れずに、一度自分の言いたいことをはっきり言ってみる。
・Iメッセージで伝える(私を主語にして語る)。

これらのことを継続して研究していくことになりました。