当事者研究用語

共同創造(Co-Production)

従来の専門家や治療者による一方的な眼差しと関係による治療ではなく、当事者が実効性ある形で参画し、共にリカバリーを実現していく考え方。 「無知/未知」を前提として共有しながら、専門知と当事者の経験知や価値観を互いに持ち寄っていくその「...

自分自身で、ともに(Jibunjishinde-Tomoni)

当事者研究のスローガン。 もとになったのはフッサールの「自分自身で考える人」(Selbstdenker)と「ともに哲学する」(synphilosophein)という二つの言葉。

ナラティブ・アプローチ(Narrative approach)

「ナラティブ」とは「物語」や「語り」という意味。 当事者の語りを通してよりその人にあった問題の解決法を見出そうとするアプローチ。 セラピストが自分の立ち位置を「無知」に置く点において、当事者研究の「無知の知」の共有と関連してく...

ロールプレイ(Role play)

当事者研究の中で、何が起きているかを検証したりするために、役割を割り振って演じてみること。 例えば、本人役と幻聴さん役に別れて、どんな状況の時にどんな言葉が聞こえてくるかを実際に再現して見たりする。 ロールプレイの基本的なやり...

サトラレ/サトラセ(Satorare/Satorase)

「サトラレ」は、自分の考えていることが他者に伝わっていると感じる現象。同名の映画のタイトルから浸透した。 また、「サトラレ現象は孤独の中で人に繋がりたいという思いが強い時に起きるサトラセ現象だ」という当事者研究から「サトラセ」という...